居場所の数だけ、暮らしの楽しみがある 居場所の数だけ、暮らしの楽しみがある

WE LOVE THIS HOUSE

居場所の数だけ、
暮らしの楽しみがある

#017 S邸 ✕ 家ZOU 岐阜県 可児郡

#GIFU

MEAS×新建ハウジング

住まいに愛着をもつ住まい手とつくり手を取材する「WE LOVE THIS HOUSE」。

今回訪ねたのは、岐阜県可児郡御嵩町。中山道の宿場町として古くから人の往来を見守り、鬼岩公園に代表される雄大な自然を有する、歴史と緑が共存する町です。

そんな御嵩町で暮らしているSさん家族(旦那さん36歳・奥さん34歳・愛犬)の住まいは、延床面積116.35㎡の平家。旦那さんが憧れていた薪ストーブやガレージに加え、奥さんが大切にしたキッチンや愛犬専用スペースまで、“自分たちらしさ”をぎゅっと詰め込んだユニークな空間です。

打ち合わせでの思い出や実際の暮らしぶりについてなど、Sさんご夫婦と、家づくりの同志である『家ZOU』の社長・大島祐一さんにお話を伺いました。

WE LOVE THIS HOUSEイメージフォト

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岐阜県可児郡御嵩町は、豊かな自然と歴史が調和する町。名鉄広見線の終点である御嵩駅があり、名古屋方面からのアクセスも良好。町からほど近い多治見市には『モザイクタイルミュージアム』があり、建築家・藤森照信氏設計のユニークな建物で、タイルの歴史やデザインを楽しめる。

家づくりは、
信頼できる人と出会うことから

家ZOUとの出会いについて、教えてください。
奥さん:漠然と『35歳までに家を建てたいな』と思っていて、それから地域の住宅会社さんをいろいろ探したときに見つけたのが家ZOUさんでした。

旦那さん:ちょうどコロナ禍で、はじめはYouTubeを見て興味を持ちました。初期の動画では元大工の社長がヘルメットをかぶって現場に入り、住宅の基礎の作り方や断熱材を入れる様子など、普段は見えない部分を解説していて。それを見て、とても安心したんです。

大島さん:たどたどしいやつね(笑)。

旦那さん:それが逆によかったんですよね。一生懸命さが伝わってきて。それから4軒ぐらい、家ZOUさんの完成見学会に行きました。実際に話してみると、社長やスタッフさんの人柄がとても素敵で。

奥さん:家づくりは“人”が一番重要だなと思っていたんです。実家を大手ハウスメーカーで建てたときは、お願いしたことが上手く伝わっていなかったり、『無理です』とつっぱねられることも多くて、建てるなら信頼できる人と家づくりをしたいと思っていました。

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「はじめて社長に会ったとき『安い買い物じゃないから他の住宅会社も見て決めたほうがいいよ』と勧められて、一応見に行きましたが、まったく心は揺らぎませんでした」と旦那さん。

世間話から紐解かれる、
理想の暮らし

打ち合わせはどんな雰囲気でしたか?
奥さん:半分家づくりのこと、半分は世間話みたいな感じで。家づくりの話が終わったあともぺちゃくちゃずっと話していて、毎回楽しすぎて大変でした(笑)。

大島さん:喫茶店で友達と話しているみたいで僕も楽しかったです(笑)。でも、その時間って実は大切だと思っていて。お互いのことを知らないといい家づくりはできない。話していく中で好きなことや大事にしていることが深くわかるし、『それならこっちの方がいいですよ』という提案も生まれる。Sさんご夫婦には、僕もかなり素の状態で接していました。

旦那さん:そういうスタンスで来てくれると僕たちも本音で話せるので、とてもやりやすかったです。なにかを決めなければならないとき、社長は必ずメリットとデメリットをきちんと説明してくれる。引き渡し後の暮らしを考えたアドバイスをしてくれるんです。

奥さん:どうしてもこっちは“マイホームハイ”になりがちなんですが、それを抑えてくれました(笑)。最初、『パントリーは4畳ほしい!』と言っていましたが、社長が『そんなにいるかな?』と実際に4畳のスペースをメジャーで測ってみせてくれて。『あ、これはたしかに広すぎる』と正気を取り戻して、今は2畳で十分足りています(笑)。

大島さん:図面だけではイメージしづらいから、体感してもらうのが一番。わかりやすい説明を大事にしています。買いだめするタイプなのか、ちょこちょこ買いするタイプなのか。そういう生活スタイルもけっこう細かく聞きます。

旦那さん: 2択で迷ったときは、社長に『俺だったらこっちにするわー』と言ってもらって決めたり。社長と僕の趣味が似ていることもあって、すごく心強かったです。

大島さん:うれしいですね。信頼してもらえているんだなと。

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第一子の誕生を間近に控えたSさん夫婦。「子どもの名前も一緒に決めてほしい!」と、大島社長と親密に語り合う。

大島社長が元大工でよかったことはありましたか?
奥さん:素材に対する知識がかなり豊富で心強かったです。たとえば、床は我が家の雰囲気に合わせてあえて節が多いものを提案してくださいました。

大島さん:日本では節のない木のほうが高級とされますが、僕は節があるほうが味があって好きなんです。家ZOUでは、木の張り方から木目の選定まで、細かくこだわっています。

奥さん: 住宅の基礎に使われる鉄筋をあえて手すりにあしらって、インダストリアルなイメージに仕上げてもらったり。元大工さんだからこそ生まれる発想だなと気に入っています。

旦那さん:ダイニングテーブルは社長の自作です。事務所に置いているのを見てお願いしちゃいました。

大島さん:『できない』というのは自分のプライドが許さないし、目を輝かせて『ほしい!』と言われると、ついサービスしちゃうんですよね(笑)。自分で手を動かして作るのもやっぱり好きですし。

旦那さん:あと、社長が信頼している大工さんに家を建ててもらえるのもありがたかったです。社長を信頼できるから、その大工さんや職人さんたちも信用できる。プロフェッショナル集団でした。

奥さん:インスタで見たものを『これできますか?』と聞けたり、建てている途中に気になったことをすぐ聞けたり。気軽に相談できるのもとてもよかったです。

大島さん:うちのスタッフは、お客さまとのグループLINEだけでなく、大工さんや、水道、電気の職人さんともグループLINEでつながっているので、しっかり現場と連携がとれるんです。

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社長自作のダイニングテーブルはキッチンカウンターと同じモールテックス仕上げ。外壁材はガルバ×SOLIDO×板張りを組み合わせたユニークな外観。SOLIDOは社長が『お二人の家に合うと思うからやってみたい』と提案してくれたもの。

動線のいいキッチンと、
愛犬がくつろぐ特別な場所

家づくりはどのように進めていきましたか?
奥さん:キッチンは私、ガレージは夫など、スペースごとに主を決めて、その人が中心になって空間づくりをしていきました。

奥さんが特に気に入っているスペースはどこですか?
奥さん:まず、キッチンです。通路幅は1mとゆったりで、母と一緒にごはんを作るときもスムーズです。どちらかが引き出しを開けていても、その後ろを難なく通れます。

あと、パントリーは窓のない空間ですが、気分が上がるように壁紙をビタミンカラーにしました。社長に提案してもらった三角屋根のデザインもかわいくてお気に入り。日用品や食材のストックは全部ここにまとめているので、買い物後の片付けも一箇所で済んでとても便利です。

愛犬スペースもこだわりなのだとか!
奥さん:普通なら収納にすることが多い階段下のスペースを、思い切って愛犬の部屋にしました。コンセントを多めに付けて、ヒーターや自動給水機も置けるようにして、床はクッションフロアに。粗相しても染み込まない床材を選びました。遊びにきた友人から『こんなの見たことない!』とよく褒められます。

外にはドッグランができる芝生もあります。愛犬にとっては十分広くて、いつも2〜3周したらバテていますが(笑)、のびのび楽しそうです。

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キッチンのアクセントになっているライトグレーのタイルは、やわらかなカーブを描いたデザインでおしゃれな印象に。パントリーの棚は可動式で掃除もしやすい。ソファの裏には愛犬のための小さな秘密基地が。

男のロマンが詰まった、
旦那さんのこだわりスペース

旦那さんのお気に入りスポットを教えてください。
旦那さん:薪ストーブにどハマりしました。自動で温度が調整されるものではないので、火の調子や薪の量を確認しながら、空気を調整する。このちょっと不便なことが楽しいんですよね。最初の1ヶ月は楽しくてバンバン燃やしていましたが、今はできるだけ少ない燃料で長く炎を楽しむよう工夫しています。

大島さん:僕も薪ストーブは大好きで、自宅にもあります。だからつい全力で推してしまいました(笑)。火を楽しむならヨーロッパ系の薪ストーブがおすすめ。Sさん宅に入れたベルギーの〈Dovre〉は、炎がとても美しい。薪が燃えていないのに上で火がふわふわ漂うように見えたり、火の玉が横に走ったりするんです。

奥さん:冬はあったかいし、火を見るのが楽しくて、みんな薪ストーブの前から動けなくなります(笑)。

旦那さん:ピザも数十秒で焼けますし、じゃがいもやさつまいもをホイルで包んで焼き芋を作ったり。薪ストーブで作るじゃがバターは最高!

奥さん:ストーブの上でどて煮や無水カレーも作りました。一定の温度で放っておけるのでかなり便利なんです。最近は薪ストーブ料理をメインに献立を考えることもあります。

旦那さん:我が家がある地域はよく雪も降るのですが、薪ストーブと吹き抜けのおかげで家全体が暖かく、朝もスッと起きられます。冬でもTシャツ短パンで過ごせますよ。

薪ストーブ以外にもたくさんの居場所がありそうですね。
旦那さん:そうですね。テレビを見ながら作業ができるスキップフロアや、今は筋トレルームとして使っている将来の子ども部屋、趣味のバイクをいじる6畳のガレージなど。好きなことを楽しめる場所がたくさんあって、なかなか家から出られません(笑)。

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薪ストーブやスキップフロア、ガレージ、筋トレスペースなど、男のロマンが詰まったSさん宅。「すべてイメージ通りでなにひとつ不満はないです!」と家づくりを振り返る旦那さん。

家族の思い出を刻みながら、
味わい深く育てる我が家

これから、どのように住まいを楽しんでいきたいですか?
旦那さん:僕はサッカーをやっていたので、子どもが生まれたら庭で一緒にサッカーをするのが楽しみです。ミニ四駆も一緒に作りたいですね。

奥さん:子どもと愛犬が一緒に庭で走り回る姿を早く眺めたいです。子どもが大きくなって友達を連れてくるようになったら、『かっこいい家だね』って言われるような、味のある家に育てていけたらいいなと思います。

旦那さん:家自体も経年変化を楽しめる天然素材が多いので、どう渋みが増していくのか楽しみです。

奥さん:うちはいつまでもピカピカを目指すんじゃなくて、思い出とともに年齢を重ねていける、“人間くさい家”を目指していきます!

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玄関前には、バイクをガレージに入れやすいようスロープを施工。アメリカの住宅に憧れて、外構の囲いはPCフェンスを採用。「外に出かける理由がないくらい、この家が気に入っています!」と満面の笑みで語るSさん夫婦。

 文:北居る奈
写真:田中誠

VOICE FROM HOMEBUILDER

私が大切にしているのは、どんな要望に対しても『できない』と簡単に言わないことです。他社では難しい施工であっても、どうにか叶えられないかをとことん考え抜き、寄り添いながら最善の方法を探す。それがお客さまの夢をかたちにするプロの姿勢だと思っています。そして、家は“高ければいい”というものではありません。希望が叶い、理想の暮らしを実現できる“ちょうどいい”塩梅で納得のいく住まいを提供することが大切だと考えています。時を重ねても愛着を持ち、大事に住み継いでもらえる家をつくる——それが私たち家ZOUの目指す家づくりです。(家ZOU 大島 祐一さん)

株式会社 家ZOU

https://www.iezou.jp

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唯一無二を掲げる、 “JUST UNIQUE”な家づくり

岐阜県土岐市と美濃加茂市に拠点を構える住宅会社。ブランドミッションである“JUST UNIQUE”には、一人ひとりの暮らしに寄り添い、唯一無二の住まいを形にするという想いが込められている。打ち合わせでは住まい手の趣味や生活スタイルを丁寧にヒアリング。社長自身が元大工であることから、厳しい目で現場を管理し、関わる人一人ひとりが“自分の家を建てるように思いを込めること”を徹底している。さらに、木材だけでなく鉄やモールテックス、石材など多彩な素材を組み合わせることで、強度とデザイン性を兼ね備えた自由な空間づくりを得意としている。

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VOICE FROM MEDIA

取材を通して感じたのは、Sさん邸が“家の中で過ごす時間”そのものを豊かにする住まいだということ。薪ストーブの炎を眺める時間、愛犬と過ごす穏やかな午後、スキップフロアでのひとり時間——家の中のあちこちに“お気に入りの場所”が点在していて、その日の気分で過ごし方を選べる。そんな自由さが、この家の魅力をいっそう深くしているのかもしれません。 そしてもうひとつ気づかされたのは、“豊かさ”の形は人それぞれ違うということ。だからこそ、その暮らしの個性に真剣に向き合い、どうすれば叶えられるかを一緒に考えてくれる“仲間”の存在が大切です。Sさん夫婦にとって大島社長は、まさにそんな心強い伴走者でした。「出かける理由がない」と笑うおふたりの言葉の裏には、日常の中に楽しみを見出し、今ある暮らしを慈しむ心がありました。

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